Skip to main content

妊娠期間に必要な健診と検査:シンプルガイド

妊娠期間に必要な健診と検査:シンプルガイド

妊娠は女性にとって非常に特別で大切な期間です。それだけに、妊婦さんと胎児の健康管理はおろそかにできません。日本では、健診と検査が定期的に行われることが一般的になっております。この記事では、妊娠期間中に受けることができる健診と検査を紹介します。妊娠を予定している方、妊婦さん、パートナーの方、ぜひ参考にしてください。

妊娠初期

初期の健診は、主に妊娠週数や体調、胎児の発育状況を確認することが目的です。通常、初回の健診は妊娠 6 週~ 10 週頃に行われ、健診の中で以下の検査が行われることが一般的です。

・尿検査

・血液検査

・エコー検査

妊婦さんの基礎的な健康状態から胎児の成長まで確認することにより、初期の問題を早期に発見することができます。

妊娠中期

中期の健診は、胎児の発育や産婦としての健康状態を確認するために実施されます。具体的には、以下の検査が行われることがあります。

・尿検査

・血液検査

・エコー検査

・糖負荷試験:妊娠糖尿病を調べる検査

・予防接種(風疹、インフルエンザ、水痘、肺炎球菌、B 型肝炎、破傷風、百日咳など)

妊娠後期

後期の健診では、陣痛や分娩の準備をするため、分娩の予定、母体の状況、胎児の発育状況、羊水量や胎盤の位置などを確認します。以下の検査が一般的です。

・尿検査

・血液検査

・エコー検査

・NST(非侵襲的胎児心拍数モニタリング):胎児が元気か確認する検査

・羊水穿刺:胎児の染色体異常や先天異常を検査する検査

また、分娩する病院、出産予定日、分娩方法、助産師や医師との打ち合わせなども実施されます。

安心して産むために

妊娠期間中に受ける健診と検査は、妊婦さんと胎児の健康を守るためにとても重要です。定期的な健診を受けていると、問題が発生しても早期に発見することができ、適切な対応ができるようになります。また、健康状態を把握することで、安心して分娩に臨むこともできます。妊娠期間を一緒に過ごすパートナーや家族とも、定期的な健診があることで安心感が生まれます。

まとめ

この記事では、妊娠期間中に必要な健診と検査を紹介しました。妊娠初期、中期、後期と期間によって受ける検査が異なりますが、妊娠中に必要な検査を受けることで、妊婦さんと胎児の健康を守ることが可能です。定期的に健診を受け、安心した気持ちで出産に臨みましょう。

記事の監修医師

氏名:

郷正憲

プロフィール:

徳島赤十字病院麻酔科所属。手術麻酔を行うかたわら、多種多様な疾患を対象に麻酔を行っている知識を活かして種々の書籍や記事を執筆する。保有資格に日本麻酔学会麻酔科専門医、麻酔科標榜医、ICLSコースディレクターなど。

夫婦で共有できる妊娠記録アプリ「40weeks」をダウンロードしよう!