赤ちゃんの様子
大きさ
CRL(頭殿長):約3.0cm
心臓と上下肢が完成する
妊娠10週頃には、赤ちゃんの心臓と上下肢が完成します。この頃から、赤ちゃんの手足の運動が超音波検査で確認できます。健診の時に赤ちゃんが起きていたら、パタパタと手足を動かしてくれるかもしれません。
胎児の成長
妊娠12週までの赤ちゃんは、ヒトの形はしていますが頭が他の部分に比べて大きいです。妊娠12週までに主要な器官は全て形成され、手足の小さな爪や永久歯までも出来ていきます。
妊娠7〜8か月頃までは赤ちゃんのお顔は、老人様といわれおじいちゃんおばあちゃんのような顔つきです。その後、皮下脂肪がどんどんついて、産まれる頃には赤ちゃんらしい顔つきになっています。健診で赤ちゃんのお顔をはっきり見ることができる日が待ち遠しいですね。
ママの様子
体重管理には注意を
つわりの症状は人それぞれですが、空腹感によって気持ち悪さを感じる人がいます。『食べづわり』といって、何かを食べていないと気持ち悪くなってしまうのです。食べづわりによって、体重が増えてしまったというママもいるのではないでしょうか。
ママが栄養を摂ることはとても大事なことですが、実は体重が増えすぎることはママにとっても赤ちゃんにとってもリスクのあることなのです。妊娠中の過度な体重増加によって、高血圧や妊娠糖尿病などの合併症が現れるリスクがあります。逆に体重が全く増えないのも、早産や赤ちゃんの発育不全につながるリスクがあります。
そのため、適正な体重増加を把握し、自分の体重管理はしっかりと行いましょう。普通体型の人で全妊娠期間での体重増加は7〜12kgが適正と言われています。母子手帳などにも、妊娠中の体重増加について記載してあることが多いので目を通してみてくださいね。
アドバイス
不安なことは医師や助産師に相談しよう
誰もが初めて妊娠・出産を経験するときは、わからないことだらけで不安な気持ちでいっぱいです。少しでも不安に感じることがあれば、医師や助産師・看護師に相談してみましょう。
また、生活に関することは、地域の子育て窓口で保健師などが対応してくれます。『親は離れて暮らしているから、出産後にサポートしてくれる人がいなくてどうすれば良いのかわからない』『仕事をしているけど、保育園のことはいつから手続きすればいいの?』といった相談は地域の子育て窓口に相談してみましょう。病院によっては、地域と連携してくれる窓口があります。妊娠・出産に関しては、周りのサポートを活用して少しでもパパママが安心して過ごせるように環境を整えていきましょう。