赤ちゃんの様子
*大きさ
CRL(頭殿長):約5.0cm
体重:約20g
性別がわかる赤ちゃんも
妊娠11週頃には外性器が完成し性差が決まるため、妊娠12〜14週頃の健診で赤ちゃんの性別が判明することが多いようです。性別がわかるとベビーグッズも選べるようになり、より一層赤ちゃんの誕生が楽しみになるのではないでしょうか。
健診のタイミングで赤ちゃんが脚を閉じていたり、赤ちゃんの位置によってはまだ性別が判明しないこともあります。妊娠中期には性別がはっきりわかるようになるので、この時期に性別がわからなくても心配しないでくださいね。
消化器が完成する
この頃に赤ちゃんの消化器が完成します。妊娠12週頃から赤ちゃんは嚥下運動が始まるので、羊水を飲み込んで尿を排泄します。赤ちゃんの排尿行動は、妊娠12週以降の超音波検査で確認することができます。
また、妊娠12〜15週頃から胎便(たいべん)形成が始まります。胎便は、赤ちゃんが飲み込んだ羊水中に含まれている産毛(うぶげ)などの未消化物や消化管分泌液に胆汁(たんじゅう)が混ざっているため、暗緑黒色をしています。産まれたての赤ちゃんは、しばらく胎便を排出するので出産後に赤ちゃんの胎便を見ることができます。
BPD(児頭大横径)とFL(大腿骨長)
この頃から、赤ちゃんの首が動くようになるためCRL(頭殿長)の計測に誤差が生じてきます。そのため、妊娠12週頃から新たにBPD(児頭大横径)とFL(大腿骨長)を計測し赤ちゃんの発育をみます。
ママの様子
*子宮の大きさ:手掌大
*子宮底の高さ:恥骨結合上縁
健診は4週間に1回へ
妊娠4ヶ月に突入し、健診頻度は4週間に1回になります。妊娠24週になったら、2週間に1回になります。健診で赤ちゃんに会う日が待ち遠しくなりますね。
母乳が滲んでくるママも
妊娠12週頃から、乳頭より少量の透明な液体が出てきます。また、乳輪が着色し始め黒みを帯びてきます。ママの体は、出産後に赤ちゃんに授乳する準備を進めています。
つわりが落ち着く頃
妊娠12週頃から、つわり症状が落ち着いてきます。症状が落ち着くことで、久しぶりに安眠できたというママもいるのではないでしょうか。まだつわりが辛いママは、早くつわりが落ち着きますように。
アドバイス
出産後に利用できるサービスを調べよう
『産後ケア施設』や『産後ケア事業』といった言葉は聞いたことがありますか?出産後に利用できる施設や制度には様々なものがあります。例えば、産後ケア施設では出産して病院や助産院を退院後に、赤ちゃんとママの生活をサポートしてくれます。また、地域によって『産後ケア事業』に力を入れているところもあります。助産院や産後ケア施設の利用料金を補助してくれるなど地域によって内容はさまざまです。
『里帰り出産ができず、出産後に周りのサポートを受けられない』『出産後のパパの仕事が忙しく、ママの負担が大きくなりそう』といった不安を抱えているパパママがいたら『産後ケア施設』や『産後ケア事業』など産後に利用できるサービスを活用できるよう調べてみましょう。