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妊娠期間の赤ちゃんとママの様子 - 妊娠22週目

妊娠期間の赤ちゃんとママの様子 - 妊娠22週目

赤ちゃんの様子

*大きさ

身長:約27cm

体重:約470g

22週以降はNICUで生存可能

赤ちゃんはまだまだ小さいですが、妊娠22週以降になるとNICU(新生児集中治療室)にて救命が可能になります。つまり、医療の力を借りればお腹の外で生きることができるのです。しかし、まだ肺機能など未熟な部分がたくさんあるので予定日まではママのお腹で過ごします。お腹の中で体を成長させています。

顔立ちがはっきりしてくる

病院によっては、超音波検査にて4D画像を見せてくれるところがあります。4D画像は、より鮮明なエコー画像で赤ちゃんの顔立ちがよく見えるのです。お腹の中の赤ちゃんはどんな顔立ちをしていましたか?

ママの様子

母乳が出ることも

ママによっては、乳頭から母乳が滲んでくる人もいます。プロラクチンというホルモンの増加により、乳腺の細胞は乳汁(母乳)を分泌することができるようになります。乳頭を圧迫すると少量の母乳分泌がみられることはありますが、本格的に母乳が分泌されるのは出産後からです。

妊娠中からできる乳房ケアはご存知でしょうか。出産後の授乳に向けて、少しずつ乳房ケアを始めていきましょう。

この頃に行うと良いケアは『乳頭の保湿』です。乳頭が硬いと、授乳の際に赤ちゃんが吸い付きづらくなり母乳を上手く飲めないこともあります。そのため、産前から保湿し、柔らかくしてあげることが大切です。ボディオイルなどをコットンに染み込ませ、乳頭を優しく保湿しましょう。入浴中に行うと、より効果的に保湿ができます。乳頭の刺激で子宮が収縮することはほとんどありませんが、医師から安静指示を出されているママはケアのし過ぎに注意してくださいね。

アドバイス

赤ちゃんとコミュニケーションを

お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションはとっていますか?話しかける時に胎児ネームをつけて呼びかけたり、パパとママの好きな音楽を聴かせてあげたり、絵本を読んであげるのも良いですね。大事なことは、パパとママがリラックスしながら赤ちゃんとコミュニケーションをとることです。パパとママがリラックスしていることでお腹の赤ちゃんも安心して穏やかに過ごすことができます。パパとママがリラックスできる音楽や本を選んでみましょう。

パパは家事の手伝いを

ママは重い物を持つとお腹がギューっと張ってしまうことがあります。お腹が張ると子宮が収縮するため、お腹の中の赤ちゃんが苦しくなってしまいます。ママと赤ちゃんのためにも、家の中での力仕事はパパが積極的に行いましょう。

記事の監修医師

氏名:

郷正憲

プロフィール:

徳島赤十字病院麻酔科所属。手術麻酔を行うかたわら、多種多様な疾患を対象に麻酔を行っている知識を活かして種々の書籍や記事を執筆する。保有資格に日本麻酔学会麻酔科専門医、麻酔科標榜医、ICLSコースディレクターなど。

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