赤ちゃんの様子
*大きさ
身長:約30cm
体重:約660g
羊水の中でよく動く
羊水の量が多くなり、赤ちゃんはお腹の中でよく動いています。胎動もしっかり感じられるようになったのではないでしょうか。
健診で「お腹の赤ちゃんは逆子だね」と言われているママもいると思いますが、まだまだ赤ちゃんはお腹の中でグルグルと動き回るので、この時期の逆子は心配しなくても大丈夫です。
頭位と骨盤位
お腹の中の赤ちゃんと子宮の位置関係を『胎位(たいい)』と呼びます。分娩時の赤ちゃんの正常な胎位は、頭を下にしている『頭位(とうい)』の状態です。反対に頭を上にしている状態を『骨盤位(こつばんい)』と呼び、逆子はこの骨盤位を指します。実は、妊娠中期までは30〜50%の赤ちゃんが骨盤位です。分娩時に骨盤位である赤ちゃんは全分娩の3〜5%と言われており、その他のほとんどが頭位です。
ママの様子
*子宮の大きさ:成人頭大
*子宮底長:21cm
*子宮底の高さ:臍高〜臍上1横指
健診の頻度が上がる
妊娠7ヶ月に突入しました。この頃から妊婦健診は2週間に1回の頻度へ上がります。赤ちゃんの姿を見られる回数が増えて嬉しいですね。体調で気になることがあれば、健診の時に医師や助産師へ相談しましょう。
風邪に注意
妊娠中のママが風邪を引くと、普段より症状が重くなってしまうことがあります。また、風邪の原因となるウイルスや細菌によっては、お腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼす場合もあります。そのため、妊娠中は風邪を引かないよう予防しておく必要があります。外出後の手洗いやうがい、室内の適切な温度と湿度の調整を心がけましょう。また、なるべく人混みへ行くことは避けましょう。
風邪薬を飲む時には、自己判断で飲まず医師へ相談してから飲むようにしましょう。薬の成分によっては、赤ちゃんに影響がある物もあるため注意が必要です。
アドバイス
バースプランを考えよう
どんな出産をしたいのか、具体的に何か考えていますか?赤ちゃんを産む時にママが助産師や医師と共有する計画を『バースプラン』と呼びます。バースプランの例として、『出産はパパに立ち会ってほしい』『産まれたら分娩室で赤ちゃんに母乳を吸わせてあげたい』『産まれた瞬間の赤ちゃんの写真を撮ってほしい』『出産後、胎盤を見てみたい』などがあります。
病院によって出来ることと出来ないことがあるので、事前に医師や助産師へどんなバースプランが可能なのか確認しておきましょう。赤ちゃんとパパママにとって、思い出に残る幸せな出産になりますように。