赤ちゃんの様子
*大きさ
身長:約41cm
体重:約1600g
頭位の赤ちゃんが増える
妊娠中期までは30〜50%の赤ちゃんが骨盤位でしたが、徐々に頭を下に向け自然に回転し、分娩時に骨盤位である赤ちゃんは3〜5%になります。頭位の場合、お腹の下の方を触ると赤ちゃんの頭に触れることができます。丸くて硬く触れるものが赤ちゃんの頭です。
もし赤ちゃんが骨盤位のままだったら?
出産時まで赤ちゃんが骨盤位のままであった場合、経膣分娩は難しいため帝王切開となることが多いです。米国産婦人科学会では2006年に骨盤位について「経膣分娩も可能である」と発表していますが、日本では経膣分娩を選択可能な場合でも、ほとんどの場合が帝王切開になります。
ママの様子
寝苦しさを感じる
子宮が大きくなり、夜間の寝苦しさを感じるママもいるのではないでしょうか。頻尿であることも影響し、夜間目が覚める回数が多くなり睡眠不足になりやすいです。
抱き枕やクッションを使用し、就寝時に楽な体勢が取れるように工夫しましょう。
就寝時に楽な体勢とは
お腹が大きくなると仰向けで寝ることが楽になりますが、仰向けでも寝苦しいママは抱き枕やクッションを利用してみましょう。
クッションで上半身の高さを上げたり、抱き枕に抱きつく形で横向きになると楽になる人もいます。安眠できるよう、自分に合った体勢を見つけましょう。
また、寝ている時に脚が攣りやすくなっているママも多いと思います。着圧ストッキングの着用や下肢の挙上をおすすめします。
アドバイス
病院への移動手段を再確認しよう
出産予定日へ向け、破水した場合や陣痛が来た場合の病院への移動手段を再確認しましょう。いざという時に慌ててしまわないよう、パパとママで情報を共有して事前にイメージをしておくことが大切です。
パパが不在の時に、誰にママをサポートしてもらうのかも決めておくと良いでしょう。
陣痛タクシーの予約を
タクシー会社にあらかじめママの情報を登録しておくことで、陣痛が来た時に24時間対応で指定の病院へ送迎してくれるサービスがあります。陣痛が来た時、家族が仕事で送迎してくれる人がいないといった場合に備えることができるサービスです。
タクシー会社によってサービス内容は異なるため、事前に確認しておきましょう。多くのタクシー会社が、出産予定日の約1ヶ月前までに情報を登録することを勧めています。申請してから登録完了するまでの事務手続きに時間が必要な会社もあるため、利用する場合は早めに登録しておくことをおすすめします。