赤ちゃんの様子
*大きさ
身長:約42cm
体重:約1800g
エコーでは顔が大きく映ります
妊娠9ヶ月になりました。赤ちゃんは大きくなり、超音波検査では画面に全身を映すことは難しくなりました。赤ちゃんのお顔が画面に大きく映し出されているのではないでしょうか。健診の時に赤ちゃんがお顔を見せてくれると嬉しいですね。お顔を隠している赤ちゃんは、恥ずかしがり屋さんなのかもしれません。
CTGで胎児評価可能に
CTG(胎児心拍数陣痛図)とは、赤ちゃんの心拍数と子宮収縮(陣痛)圧を経時的に記録したものです。今後、妊婦健診でNST(ノンストレステスト)という検査を受けることになりますが、このNSTで使われるものがCTGになります。
ママの様子
*子宮底長:27cm
*子宮底の高さ:剣状突起と臍の中間
子宮頸管が少しずつ熟化(短縮)する
子宮頸管は、今まで赤ちゃんを子宮の中で育てるために硬い造りをしていました。これから出産に向けて、この子宮頸部が少しずつ柔らかくなり赤ちゃんが子宮から出てくる準備を始めます。ホルモンバランスの変化や陣痛の影響で頸部は柔らかくなっていきます。子宮頸部が柔らかくなることを、頚管の熟化と言います。
子宮頸管は、熟化してくると赤ちゃんの頭で圧迫され、徐々に短くなっていきます。そのため、分娩の進行度は頸部の硬度や子宮頸管の長さなどで評価されます。
子宮頸部は、硬い時は鼻翼と同じ硬さをしています。分娩が進行するにつれ、口唇(くちびる)の硬さになり、最終的にはマシュマロ状の硬さになります。
アドバイス
呼吸法を練習しよう
テレビドラマなどで妊婦さんが「ヒーヒーフー」と呼吸をしている場面を見たことがありますか?陣痛が来たら、ママにとっても赤ちゃんにとっても『上手に呼吸をすること』が大切です。
陣痛が来るとその痛みによって呼吸を止めてしまいますが、呼吸を止めてしまうとお腹の赤ちゃんが苦しくなってしまいます。そのため、陣痛が来たら呼吸をすることに意識を向けます。
呼吸に集中すると、痛みも感じにくくなります。陣痛中は深呼吸を意識します。
- 口から息をゆっくり吐く
- 鼻から息を大きく吸う
この二つを陣痛に合わせて繰り返していきます。
口から息を吐く時に、長くゆっくり吐き続けることがポイントです。
腰痛がつらい時はストレッチ
お腹が大きくなることで姿勢が悪くなり腰痛を発症することがあります。骨盤ベルトで固定することで腰痛対策となりますが、体を伸ばすストレッチを行うことも効果的です。ママのお腹に負担がかからない程度に行ってみましょう。