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妊娠期間の赤ちゃんとママの様子 - 妊娠38週目

妊娠期間の赤ちゃんとママの様子 - 妊娠38週目

赤ちゃんの様子

*大きさ

身長:約48cm

体重:約2800g

赤ちゃんが下がってくる

分娩に向け、徐々に赤ちゃんが下降してきます。赤ちゃんが下降すると、ママの膀胱が子宮によって圧迫されママは頻尿になりやすいです。また、子宮の位置が下がることで、胃の圧迫感は改善して食事を摂りやすくなります。

胎脂が減ってくる

正期産の期間に入り週数が進むにつれて、赤ちゃんの皮膚を覆っている胎脂は少しずつ減っていきます。

ママの様子

お腹の膨らみが下がってくる

分娩が近づくことによって赤ちゃんがお腹の中で下降し骨盤内へ固定されてくると、ママのお腹の突出も下がってきます。個人差はありますが、赤ちゃんが下降することで胃や肺の圧迫感が軽減し食事が摂りやすくなるママもいます。また、赤ちゃんが骨盤内に移動すると、赤ちゃんの動きが制限されるため胎動が少なくなったように感じます。

破水ってなに?

陣痛が強くなると、子宮内の圧力が上がり赤ちゃんの頭も下降します。この圧力に子宮内の卵膜が耐えられなくなると中に溜まった羊水が出てきます。このことを、『破水』と言います。羊水の臭いは、無臭であったり生臭かったりと人それぞれです。

もし破水したら

破水すると、羊水が止まらずに流れ出てきます。出てくる羊水の量は個人差があるため、少量の場合は判断が難しいです。

羊水は、赤ちゃんが産道を通るときの潤滑剤としての役割がありますが、膣に存在する常在菌から感染を防ぐ役割もあります。破水してから時間が経つと子宮内感染のリスクがあります。

そのため、「破水かも?」と気づいた時には、速やかに病院や産院へ連絡しましょう。

アドバイス

兄妹がいる家庭は入院の説明を

お腹の中の赤ちゃんに、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる場合、そのお兄ちゃんお姉ちゃんに赤ちゃんがもうすぐ産まれることを伝えましょう。年齢によっては、お腹が大きいママの姿を見て妊娠していることを理解できているかもしれませんが、低年齢の子どもは理解することが難しいです。突然ママが家から居なくなってしまうことは、子どもにとって大きな不安となるため、赤ちゃんを産むためにしばらく家を離れることを伝えておきましょう。

パパは、ママが入院し留守の間に必要な子どものお世話をママから引き継ぎましょう。普段あまりすることのないお弁当作りや子どもの送り迎えなど、慣れないことをするのはパパにとっても不安だと思います。パパも無理をしすぎないように気をつけてくださいね。ママはパパが家事を引き継ぎやすいように、必要な物は用意しておいてあげましょう。

記事の監修医師

氏名:

郷正憲

プロフィール:

徳島赤十字病院麻酔科所属。手術麻酔を行うかたわら、多種多様な疾患を対象に麻酔を行っている知識を活かして種々の書籍や記事を執筆する。保有資格に日本麻酔学会麻酔科専門医、麻酔科標榜医、ICLSコースディレクターなど。

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