赤ちゃんの様子
大きさ
GS(胎嚢):約1.0〜1.5cm
赤ちゃんはまだエコーでは見えない時期
妊娠4週目までの赤ちゃんは『妊卵(胚)』と呼ばれます。
まだ赤ちゃんの大きさは小さく、この時期は『GS=胎嚢(たいのう)』の大きさで赤ちゃんの成長をみます。胎嚢とは、赤ちゃんが入っている袋です。
GS(胎嚢)とCRL(胎児頭殿長)
妊婦健診のエコー(超音波検査法)では、GSやCRLの長さを測って赤ちゃんの成長をみます。GSは妊娠4週より出現します。GSの大きさは最大径線で測定しますが、GSの形はさまざまであるためGSの大きさと妊娠週数は必ずしも一致する訳ではありません。そのため、妊娠9週以降はCRLを計測することが多いです。
ママの様子
*子宮の大きさ:鶏卵大(ニワトリの卵の大きさ)
妊娠がわかる時期
生理予定日を過ぎ、「もしかして妊娠しているかも?」と感じている頃でしょうか。妊娠検査薬では妊娠4週以降に妊娠反応陽性となるので、ちょうど妊娠が判明する時期です。
自覚症状はあるの?
この時期は、まだ自覚症状が無い人がほとんどです。基礎体温は高温期が続くので、普段より体温が高いことで怠さや眠気を感じるママもいます。女性ホルモンが多く分泌される時期でもあるため、体調の変化を感じるママもいます。また、妊娠3〜4週から乳頭痛(にゅうとうつう)を感じることがあり、乳頭がチクチクしたりヒリヒリすることがあります。
受精卵が着床した時の刺激で少量の出血をすることがあるため、月経の出血と間違えることもあります。
アドバイス
薬の服用には注意
妊娠が発覚したら、薬の服用には要注意です。これから、赤ちゃんの器官形成期(きかんけいせいき)という赤ちゃんのからだを作る上で大切な時期に入ります。薬によっては赤ちゃんの成長に影響がある成分が含まれているため、薬の服用が必要な場合には必ず医師へ相談しましょう。
控えるべき嗜好品
飲酒や喫煙、カフェインの摂取は控えましょう。また、パパの喫煙も副流煙によって赤ちゃんへの影響があります。大切なママと赤ちゃんのためにパパも喫煙は控えましょう。
『デカフェ』や『ノンカフェイン』という言葉を聞いたことはありますか?コーヒーや紅茶は、デカフェやノンカフェインの物を活用して楽しみましょう。
ママは不安でいっぱい
妊娠が判明したことや女性ホルモンの影響もあり、ママの心は不安定です。好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、好きな香りを嗅いだり…自分の好きなことをしてリラックスしながら過ごしてくださいね。パパはそんなママを優しく支えてあげてください。この機会に、これからのことを一緒に話してみましょう。